Leofoto SP-01 レビュー|カメラも三脚も装着できるクイックリリースストラップ

ACCESSORIES

僕はあまりカメラ本体にストラップを付けることがなく、「クイックリリース」というアイテムを使って簡単に取り外しができる状態にしている。

クイックリリースを使うと、カメラをバッグに入れる時や三脚を使用する時などにストラップが邪魔にならないというメリットがある。

今回は僕が三脚でお世話になっている「Leofoto」というメーカーから出ているクイックリリースストラップを購入したので、レビューしていきたい。

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Leofoto SP-01の概要

Leofotoは主に三脚を製造しているメーカーだが、今回購入した「SP-01」は専用のアダプターを利用したストラップとなっている。

簡単な概要は以下。

ベルト長さ1100mm 〜 1780mm
ベルト幅31mm
重量275g

本体は両端にアダプターが付いており、途中にある接続部と繋げることで輪っか状になりストラップとして使える状態となる。

アダプターは中央のボタンを押し込むことでボールベアリング状のロックがリリースされて取り外しができる。

デザインは一般的なストラップ同様にシンプルだが、金属製のパーツが複数ついているため少しゴツい印象だ。

ストラップ自体は幅広めのベルトとなっていて、シートベルトのような滑らかなナイロンではなく少し荒めの生地だ。ただ、ナイロン独特の硬さやゴワつきは少ない。

長さ調整も可能で、1100mm〜1780mmと広い範囲での調整が可能で、長さ調整用のスライダーもスムーズなため長さ調整も容易だ。

一緒にそろえたアクセサリー

LeofotoのSP-01を使うには、基本的に別売りのアクセサリーが必須となる。僕は2種類のアクセサリーを同時に購入した。

QDM-1

これは三脚用のネジを利用したアタッチメントで、同社の三脚にあるネジ穴を利用することでストラップを接続することができるアイテムだ。

ネジは1/4インチとなっており、三脚のアクセサリー取り付け用のネジ穴などに装着して使用する。

僕はほとんどの場合カメラバッグに三脚を付けているため、ストラップと三脚本体をつなげることはあまり無いだろうが、これだけ小さければ付けていても気にならない。

NP-65 クイックリリースプレート

これはカメラにストラップを装着したい場合はほぼ必須アイテムと言っていい、ストラップのアダプターと三脚プレートが一つになったアイテムだ。

表面はカメラを傷つけないようにクッションが付いており、裏面は三脚使用時の脱落防止ネジがついている。
また、このクイックリリースのポイントとなるアダプターも裏面に埋め込まれている。

カメラへの固定は中央のネジで行うが、締め付け用のツマミも付いているので簡単に着脱できる。もちろん、六角レンチでしっかり締め付けることもできる。

プレートはアルカスイス互換になっているため、アルカスイス互換のクランプを搭載した三脚であれば問題なく使用できる。

他の製品

LeofotoのSP-01には様々なアクセサリーがラインナップされているので、少し紹介したい。

DC-22Q クランプベース

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このDC-22はクイックリリースのアダプターを搭載したアルカスイス互換のクランプだ。

他社製の三脚プレートとSP-01を併用したい場合や、カメラにL字ブラケットを装着している場合には有用になりそうなアイテムだ。

SP-01とセットのものもあるので、必要な人はセットで購入すると良いだろう。

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QDC-28/32/36/40 クイックリリースリング

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QDCシリーズはLeofotoの三脚に取り付けることで、脚部にアダプターを設置することのできるアイテムだ。
脚部の太さによって対応したリング径のものがラインナップされている。

僕は前述したQDM-1のみを利用しているが、こちらのアイテムと併用することでより安定して三脚を持ち運ぶことができるだろう。

こちらもSP-01、QDM-1とセットとなっている商品があるため、三脚に使う場合は迷わずこのセットにするのがオススメ。

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QDM-2 ストラップ用ベース

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QDM-2はQDM-1と異なり、3/8インチのネジを搭載したモデルで、同社のサミットシリーズやMr.Qシリーズに適用となるアイテムだ。

上記の三脚を使用しているならQDM-1と間違えないように注意していただきたい。

実際の使用例

三脚に取り付ける場合

QDM-1は中が六角ネジになっており、付属のレンチで締めるだけで装着することができる。

Leofotoの三脚の場合、脚部の根本にアクセサリー取り付け用のネジ穴があるため、そちらに取り付けが可能だ。
僕はLeofotoのLS-225Cという三脚を使っているが、他社製の三脚でもネジ穴さえあれば取り付けできる。

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あとはアタッチメントを取り付けるだけで、三脚にストラップをつけることができる。

QDCシリーズと一緒に使う方がもちろん安定するが、僕の使用している三脚は比較的軽量なため単体でも全然使えないことはない。
少し重たい機材の場合は少し耐久面が心配かもしれない。

今のところ、三脚にストラップを付けて携帯するというよりは、三脚を使っている時に行き場を失ったストラップを一時的に付けておくといった用途で使うことが多い。

カメラに取り付ける場合

カメラでストラップを利用する場合は、NP-65をカメラに取り付ける。
少し大きめのプレートのため、小型のミラーレスカメラなどにはあまり合わないかもしれない。

プレートのネジ位置は左右方向への調整はある程度できるが、前後方向への調整はできないため、僕の使用しているLUMIXの「S5」では少し前部分がはみ出る。
とは言っても、使用には特に問題は無い。

NP-65にはストラップホールもあるため、僕の場合はPeak Designの「Clutch」と組み合わせて使用している。

クイックリリースを使う場合、ハンドストラップは相性が良いため個人的にはオススメ。

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実際にストラップを装着するとこんな感じ。
プレートの底面にアダプターがついているため、カメラは逆さ吊りの状態で携帯することになる。

また、ストラップの形状的にネックストラップとして使うのはあまり向いていなくて、基本的にはたすき掛けのスタイルで使うことになるだろう。

プレートはアルカスイス互換のため、もちろん三脚への装着も問題なし。

NP-65には底面に脱落防止ネジもついているため、クランプの締め付けが緩かった時に三脚から落とす心配も少ない。
クイックリリースは三脚プレートを利用するものも多いが、このストッパーが無い場合が多いのでLeofotoのクイックリリースの安心感は他社製品よりも優れているポイントだろう。

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使用感

Leofotoらしい精度の高さとスマートなデザインが○

Leofotoのクイックリリースシステムの特筆すべき点は、やはりLeofotoらしいパーツ一点一点の精度の高さとクイックリリースとは思えないほどスマートなデザインだと思う。

Leofotoの製品は、中国メーカーらしからぬ精度や質感といったクオリティーの高さが特徴だが、この製品も同様に製品のクオリティーは推せるポイントだ。

クイックリリースはアダプター部分が大きくなる傾向があるが、このLeofotoの製品はアダプターがコンパクトで、デザインもスマートでカッコいい。
相当こだわりが強くなければあまり気になる部分ではないが、機材のカッコ良ささは大事。

僕が今まで使用してきたクイックリリースの中で最も使いやすい

僕は今まで、色々とクイックリリースを試してきたが、Leofotoのクイックリリースはその中でも最も使いやすい。

正直、他社製のクイックリリースと比較すると、固定方法(アダプターの小ささや耐久性)に少し不安のある構造だ。
しかし実際に使ってみると、ガッチリと固定されてカメラが落ちる心配もないし、ガタつきや軋みなどの不安要素は全く無い。

また、取り外しのしやすさやスムーズさが、今まで使ってきたクイックリリースのなかでもダントツで高い。

このあたりの細かい比較レビューはそのうち記事にしようと思う。

良くも悪くもストラップが太くて重い

クイックリリースだけでいうと非常に満足な製品だが、ストラップが太くて重いことは大きな不満点だ。

ストラップは太い方がカメラの重さを感じにくくて快適だというのが一般的だが、カメラバックを背負った状態ではこの太さが邪魔で仕方ない。
あとは、個人的な好みとしても太いストラップは好きじゃないというのもある。

また、クイックリリースがコンパクトで素材からしても軽いはずなのに、なぜかストラップが重すぎてカメラを付けていなくても肩がこりそうな重さだ。

上の写真はPeak Desingの「Leash」と、ストラップの中でも気に入っているcam-inの「DCS-005」シリーズだが、この二つと比較しても同じストラップとは思えない存在感となっている。

最近ではミラーレスブームで、カメラが軽くなっているのに、ストラップが重くては本末転倒感がある。

最後に

僕は撮影している時にストラップの存在感が気になるため、こういったクイックリリースをずっと使っているが、一度使うとやめられない便利さがある。

その中でも、このLeofotoの「SP-01」は特に使い勝手がよく、デザインも洗練されている。
新しい製品を購入するたびに個人的ベストが更新されていたが、この製品よりもスマートな物が出ない限りはしばらく乗り換えることはないと思う。

ちなみに、Leofotoの製品はAmazonなどでも購入できるが、価格が異常な時が多いため正規代理店で購入することがオススメだ。

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