カメラにこだわってくると、次に気になるのが ”ストラップ” ではないでしょうか。
カメラの性能ももちろんですが、ストラップもカメラの使用感を左右する重要なアイテムです。
ただ僕は、いまいちしっくりくるものが無くて、メインカメラには Peak Design の 「Capture」というアイテムを使っていました。
正直、このアイテムで十分満足していたのですが、なんだかんだでストラップを使いたいなと思う場面もあります。
そこで、改めて調べていると少し気になったストラップを見つけたので、今回はそのストラップの購入レビューをしていきたいと思います。
BLACK RAPID「CROSS SHOT BREATHE」
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今回購入したのが、BLACK RAPID というメーカーから発売されている「CROSS SHOT BREATHE(クロスショットブリーズ)」という製品。
カラーはブラックとオレンジの二色で、僕はブラックを購入しました。
BLACK RAPIDは「速写ストラップ」というジャンルのアイテムを中心に作っているメーカーで、デイリーユースなものからプロ仕様のものまで豊富なラインナップがあります。
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僕の購入した「CROSS SHOT BREATHE」はシンプルなデザインが特徴の最もベーシックなモデルかなと思います。
CROSS SHOT BREATHE の概要
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BLACK RAPIDの速写ストラップは、パッド、ストラップ、カメラ接続部、カムロック、バックルで構成されています。
- ストラップ最大長:160cm
- 重量:175g
- パッド素材:ラバーモルド
- ストラップ素材:ナイロン
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本体の他に、カメラ側に装着するコネクター(FR5)、専用ポーチ、ステッカー、用途不明のベルトと三角環が付属しています。
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パッド部は厚めのラバー製になっており、クッションと滑り止めの効果があります。
パッド表面には切れ込みがあるので柔軟性もかなり高く、左右対称のデザインのため右利き・左利き問わずに使用することもできます。
ストラップ部については、可もなく不可もない一般的なナイロンといった感じ。
カメラを接続する部位(CR-3)はカラビナの形状になっており、ネジ式のロックもできます。
また、ロックスターと呼ばれるカラビナカバーにより2重でロックすることができます。(取り外し可)
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CR-3の両側にカムロックがあり、CR-3の動く範囲を調整することができます。
カメラを使わない時にカムロックをすることで、前かがみになったときなどにカメラが動くのを抑えてくれる役割があります。
カメラとの接続方法
今回は、僕が愛用している X-Pro3(専用ハンドグリップ使用)を例に装着してみます。
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カメラとストラップを接続する際は、付属品の FR5 を使用します。
FR5は、ぱっと見た感じはプラスチック製に見えますが、中は金属製になっており耐久性は問題なさそうです。
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FR5をカメラ底面の三脚ネジにしっかりねじ込み、
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そこにCR-3を装着して終了。
通常のカメラストラップと比べてスムーズに装着できますし、ストラップを使わない時には簡単に取り外しができます。
また、CR-3側のネジ式ロックに加えてカラビナカバーによるロック機構もあるので、普段使いの範囲で外れるなんて心配も少ないです。
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このストラップは接続部がカメラ底面になるため、ぶら下げる際にはカメラが反対側に向きます。
X-Pro3みたいなスタイリッシュなカメラだと見た目が少し残念な感じになりますが、こればっかりは仕方がないですね。
装着例
実際にストラップをかけてみたのがこちら。
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スリングストラップなので、ネックストラップのようにお腹の前でカメラがぽんぽん暴れません。
また、上の写真のような逆さづりの状態になり、手を自然に下ろした位置にカメラのグリップがあるので速写性にも優れています。さすが速写ストラップというだけある。
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カメラがストラップ上に固定されているのではなく、接続部を介してカメラがストラップ上を自由に移動できるのが特徴で、この構造によってカメラを素早く構えることができます。
使用感
まだガッツリ使ったわけではないですが、軽く使ってみて感じた使用感をまとめてみました。
快適性が高い
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やっぱり速写ストラップというだけあって、カメラを構えて撮るまでの一連の流れがスムーズに行えます。
もちろんネックストラップでも十分に速写性に優れていますが、スリングストラップというカテゴリーでここまで快適に使えるのは驚きでした。
接続部(CR-3)もストラップ上をスムーズに動くので、構えたときのストレスも少ないですし、
カメラを動かしても体と接しているストラップの部分は動かないので、衣服がズレたり、ポジショニングをいちいち気にしなくても良いのは楽ですねー。
また、パッド部分もしっかりしているのでストラップが食い込んで痛くなるとかも無いですし、カメラの重さも感じにくいのも◎。
カメラの存在感が気になりにくい
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このストラップに限った話ではありませんが、ネックストラップと違ってスリングストラップはカメラを持ち運んでいる時にお腹の前でカメラが暴れません。
歩くたびにお腹の前でカメラがポンポンなるとかなり気になりますし、ジッパーやボタンの付いた服を着ている際には、カメラが傷つかないかも心配になったりもします。
その点、スリングストラップは腰の位置にカメラがくるのでお腹ポンポン問題が無いですし、ストラップの構造的にカメラが暴れにくいです。
また、BLACK RAPIDのストラップはレンズが前や横に出っ張らないので、レンズの長さによって存在感が変化しにくいのもポイントかなと思います。
縦撮影がしやすい
このストラップは、カメラが本来ストラップを通す三角環やストラップホールを使わないので、
縦撮影時にストラップがファインダーとかぶったり、顔にストラップが接触したりなどがありません。
縦向きに構えた時のストラップの存在感は、ネックストラップでストレスを感じていた部分でもあるので、これもかなり嬉しいポイント。
バッグとの併用は少し難あり
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それなりに存在感のあるストラップですし、スリングストラップという特性上、バックパックとの組み合わせは少し窮屈な感じになります。
レンズ交換などでバッグを下したい時も、一度ストラップを外す必要がありますし、少しめんどくさく感じる使用感でもあります。
BLACK RAPIDのラインナップには「バックパックブリーズ」というバッグパックでの使用を前提としたモデルもあるので、こちらだと少し使用感が違ってくるかもしれません。
三脚が使えない
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カメラの接続に三脚穴を使用するため、三脚を使用することができません。
三脚を使うことも多いユーザーにとってはかなり痛いポイントかなと思います。僕自身、三脚をそこそこ使うのでかなり困っています。
BLACK RAPIDからは、専用のアタッチメントやベースプレートは販売されていますが、値段がなんとも言えないところ…
いろいろ調べていると、他にも対策できそうな商品は見つけたので、ちょっと試してみても良いかなと思っています。
底面ボリューミー問題
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アダプターが底面に装着されるため、底面が少しボリュームが出てしまうのでカメラをまっすぐ置くことができません。
普通に使う分には使用感に影響はないのですが、少し気になる人も多いのではないでしょうか。
個人的には、まっすぐ置けないことはあまり気にならないのですが、カメラバッグに収納する時なんかには厚みが気になります。
結構タイトなカメラバッグを使っている人なんかは注意が必要です。
最後に
カメラを構えるまでのスムーズさや厚めのパッドによる疲労感の少なさなど、かなり快適な使用感は驚きでした。
また、カメラの取り外しも簡単に行えるので、カメラを収納する際にかさばらないのが良いですね。
個人的にはカメラバッグとの相性の悪さが気になりますが、頻繁にレンズ交換をすることのないユーザーにはあまり気にならないと思います。
僕の場合はコンパクトなミラーレスで使用していますが、大型のズームレンズを装着した一眼レフのようなヘビー級のカメラで真価を発揮しそうな印象です。
最近のストラップ市場は某P社のシェアが圧倒的に多い気もしますが、こういった商品がマッチするユーザーも多いと思うので、選択肢の一つとしてアリだと思います。
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