お気に入りのバッグを”カメラバッグ”に。「イージーラッパー」レビュー。

ACCESSORIES

カメラバッグは沼が深い。色々カメラバッグを試してみるものの、未だにどっぷり浸かってる。

さてさて困ったものだと思いながらもネットサーフィンをしていると、少し良い物を見つけました。

というわけで、僕が最近購入した便利アイテム「EASY WRAPPER(イージーラッパー)」についてレビューしていきたいと思います。

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イージーラッパーとは?

イージーラッパー は、株式会社ジャパンホビーツール から発売されている、いわゆる ”風呂敷” になります。

この風呂敷、実は少し変わっていて、
表地と裏地がくっつく仕組みになっていて、普通の風呂敷のように結ぶ必要がありません。

カメラなどの精密機械を包むように設計されているためか、
生地は若干厚めのものが使用されているので、少しは保護性能に期待できそうです。

コンパクトデジタルカメラから大型の一眼レフまで対応できるように、
サイズはS(280×280)、M(350×350)、L(470×470)、XL(710×710)の4種類が展開されています。

一応風呂敷なので、サイズに合わせてカメラに限らず、PCなどいろいろな物を包むことができます。

僕が今回購入したのは、いつもお世話になっている皆さんご存知「マップカメラ」とのコラボ商品。(ちなみにLサイズ)
ワンポイントにカメラの柄が入ったものになります。この柄はライカっぽい…?
実は通常の物を購入するより安かった…(笑)

実際にカメラを包んでみる。

このイージーラッパーの使い方はいたって簡単。「包む」それだけ。
実際に使用するとどんな感じかを紹介していきたいと思います。

まずはカメラ。
僕の使用している「X-H1」 に「XF16-55mm F2.8 R LM WR」のセット。
ボディ・レンズともに比較的大きい物の組み合わせになります。

これらを包んだものがこちら。

まぁ、包んだって感じですね(笑)
これでも意外と余裕で包めたので、フルサイズの一眼レフに大三元ズームレンズのような更に大きなセットでもちゃんと包めそうです。

イージーラッパーで他の物も包んでみた。

カメラ以外の物を包むとどんな感じなのかも少し見ていきましょう。

レンズ。

こちらは「XF90mm F2.0 R LM WR」。中望遠の単焦点レンズで、これも比較的大きめのレンズかと思います。
では、これも包んでみましょう。

うん、もう何と言うか、完全にオーバースペック感。
ここまで包むと防御力は高そうですが、取り出すのが少し面倒なのでレンズを包むことは無さそう…(笑)

PC。

僕の使用している「Surface pro」なんかはだいぶ余裕で包めます。
15インチ程度のPCであればLサイズのもので対応できそうですが、僕だったらPCケース使うなぁ。

三脚。

三脚なんかも包んでみました。
こちらの三脚のようなトラベル三脚であればコンパクトなので、十分包むことができます。

三脚ケースって結構邪魔くさいこともあるので、風呂敷で包めると意外と便利です。

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イージーラッパーとインナーケースを比較してみる。

カメラバッグを使用しない場合、カメラを保護するためにインナーケースを使用することも多いと思います。

ここで、簡単にイージーラッパーとインナーケースの比較もしてみたいと思います。
ちなみに比較対象は「VANGUARD」というメーカーの VESTA STRIVE 15Z という商品で、
X-H1とXF16-55mm F2.8 R LM WR のセットがちょうど収納できるサイズとなっています。

まず、本体の大きさですが、これはイージーラッパーが圧倒的にコンパクト。

インナーケースでは、バッグによってはインナーケース自体が入らない場合があったり、カメラを取り出した後に邪魔になることが多いです。

イージーラッパーの場合、カメラをピッタリと包み込むのでそこまで体積が大きくなることは無いですし、カメラを包んでいない時はたたんで収納できるので邪魔にもならないです。

まぁ、そもそも ”風呂敷” と ”ケース” ですからね。ここを比較するのも酷ですが…。

対して、「保護性能」や「出し入れのスムーズさ」に関しては、インナーケースの方が優位と言えます。

やはり、カメラを保護するという観点で設計されているインナーケースは、イージーラッパーと比較して全体がクッションで覆われているので、
カメラを収納している時の安心感には大きな差があります。

また、出し入れに関しては、いちいち広げて包まないといけないイージーラッパーに対して、
ファスナーの開閉だけのインナーケースは出し入れがスムーズで楽ですね。

イージーラッパーの場合、撮影の度にカメラを収納するようなシチュエーションではストレスが溜まりそう…。

とまぁこんな感じで、インナーケースの方が優れてることない?っていうような結果になりましたが、
もともとインナーケースを使用していた僕が、あえてイージーラッパーを購入していますからね、インナーケースにもそれなりの使いにくさがあります。

特に、

  • カメラを撮りだしたあとの ”抜け殻” が結構邪魔
  • カメラとレンズの組み合わせによっては ”大きすぎたり”、”小さすぎたり”する

という点はまぁまぁ気になります。

カメラを包んでいない時の携帯性の高さ」や「適応力の柔軟さ」に関してはイージーラッパーが優れているポイントですね。

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普段のバッグをカメラバッグとして運用してみる。

カメラバッグはデザインがちょっと…。なんて人も多くて、普段使用しているバッグにカメラをポイしている人も多いはず。

そこで、イージーラッパーを使うことで、普段使っているお気に入りのバッグでも安心してカメラを運搬することができます。
(バッグは容量22ℓの標準的なサイズのものを使用しています)

使用するのは、イージーラッパーと他のレンズを運搬する用のカメラケース。
今回は「off toco」のカメラケースと合わせて進めていきたいと思います。

off tocoのカメラケースにはレンズと空いたスペースには替えバッテリーやら何やらを詰め込んで、カメラ自体はイージーラッパーへ。

収納するとこんな感じ。

結構スペースが余っているので、服などカメラ以外の物も少しは収納できそうです。
これがインナーケースになるとこんな感じ。

かなり空きスペースに差がありますよね?
しかも、カメラを入れていようが入れていまいがインナーケースの体積はこのまま。
もちろん邪魔っちゃ邪魔です(笑)

イージーラッパーであれば隙間に収納できるので邪魔にならないですし、レンズを収納しているカメラケースへもアクセスしやすいです。

こんな感じで、イージーラッパーを利用すればわざわざカメラバッグを用意しなくて良いし、
外出先に合わせてバッグが変わっても対応できるのはイージーラッパーを使うメリットかなと思います。

最後に。

最後に、イージーラッパーのポイントをまとめると、

【メリット】

  • 包むだけだからカメラに限らず、なんでも包める
  • 様々な大きさの物に対応できる
  • 何も包んでいない時に邪魔になりにくい

【デメリット】

  • 生地が重なるところは比較的厚くなるけど、保護性能はやや物足りない?
  • 出し入れのスムーズさに欠ける

といったところでしょうかね?

イージーラッパーはカメラバッグを購入するよりも安価で準備することができるので、
とりあえず今使ってるバッグでカメラを運搬したいけど、少しはカメラを保護したい” って場合には有効な手段ではないでしょうか?

それでも、しっかりカメラを持ち運びたいって場合は…、カメラバッグの沼に行きましょう。(笑)

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