HAKUBA「GW-PRO スリングショルダー6」レビュー|機能性・快適性抜群のスリングカメラバッグ

ACCESSORIES

カメラバッグというと、機能性・快適性・デザイン性のバランスが取れた製品というのはかなり限られています。

そんな中、筆者のようなワガママカメラバッグ難民でも満足できるカメラバッグを見つけたので紹介したいと思います。

今まで、数々のカメラバッグを購入してきましたが、遂にスリングバッグの最適解に辿り着いたかもしれません。

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GW-PRO スリングショルダー6

筆者が購入したのは、HAKUBAのカメラバッグ「GW-PRO スリングショルダー6」というスリングバックタイプのカメラバッグになります。

容量約6L
重量約850g
外寸法約 W310×H250×D160mm
内寸法約 W270×H220×D110mm

詳細な概要や付属品などは公式HPを参考してもらうとして、以下にこのカメラバッグの特徴と使用感などのポイントを紹介していきたいと思います。

シンプルなデザインとちょうどいいサイズ

まず、特筆すべきはそのシンプルなデザイン。

デザインの好みは個人差がありますが、筆者的には余計な装飾や差し色のないシンプルなデザインは好印象です。

カメラバッグっぽいボテっとしたシルエットではありますが、背負った感じもスッキリまとまっていると思います。

少しマッシブさのある外観なので合わない服装などもありそうですが、ナイロンっぽい光沢も少なくカメラバッグの中では比較的カジュアルに使えそうな印象です。

サイズ感もちょっとした外出や気軽な撮影セットを収納するには最適で、お散歩スナップを嗜むユーザーにはベストなサイズだと思います。

背面パッドのおかげで背中ムレが少ない

スリングショルダー6には通気性の良い背面パッドが採用されていたり、エアベンチレーションが設けてあったりと、快適性に配慮された設計がされています。

スリングタイプのカメラバッグには背面パッドすら無い物も多いので、個人的には最も評価したいポイント。

パッド自体の厚みもしっかりでクッション性も良いため、背負った際のゴワゴワ感みたいなものも少ない印象です。

カメラ、レンズの出し入れがしやすい

ファスナーにはYKK製のものが使われており、止水ジッパーなのに開閉は非常に滑らか。
指がかりの良い引き手があるのも◎。

前開きタイプのスリングバッグで開口部も大きいため、カメラやレンズの出し入れもスムーズに行うことができます。

ベルトの長さ調整が簡単でスムーズ

スリングバッグはベルトの長さ調整をすることが多いですが、このバッグには簡単に長さ調整ができるバックルが採用されています。

大きめのバックルのため操作性も良く、ベルト自体もシートベルトのような滑らかなナイロン素材であるため、長さ調整はスムーズに行うことができます。

ただ、バックルはシルバーじゃなくて黒色でいいっていうのと、この価格帯のバッグにしてはバックルが安っぽいというのは微妙なポイント。
もう少しデザインに凝って欲しかったとは思います。

ポケットが多くて収納力が高い

バッグ前面にはスマホなどが収納できるポケット、側面にはペットボトルなども収納できるポケットが2つ、内部には小物収納に適したポケットが2つ、9インチ程度のタブレット収納が可能なポケット、開口部裏面にはファスナー付きポケット、とコンパクトながら意外にも収納力は高いです。

バッグの容量的にそれほど多くの荷物を収納できるわけではありませんが、小物などそれぞれを別々に収納できるのが非常に便利です。

iPad mini6(ケース付き)はもちろん収納可能。
タブレットポケットについては下手に起毛生地などが使われていないため、むしろ出し入れに引っ掛かり感がなくて、個人的にはいいなと思っています。

また、底面には収納式のベルトがあり、三脚などの固定もできます。
あると便利ですが、スリングバッグで三脚を背負うと流石に肩がしんどいのと、一度出したら収納しにくいので緊急用っていう感じです。

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こだわりの詰まった造りの良さ

さすが、メーカーのハイエンドカメラバッグだけあって、メインの材質には「X-Pac X50」という高性能素材やコーデュラナイロンなどが使われています。

そのため耐水性や耐久性はかなり高い水準のカメラバッグとなっています。
バッグ自体の剛性感やクッション性も充分にあり、カメラを持ち運ぶ安心感も高いです。

全体的にジャパンブランドならではの質感の高さ・造りの良さを感じます。

あえて文句をつけるとしたら、静電気などの環境的要素はあるかもしれませんが、少しホコリが付きやすい気はします。

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収納例

容量的に、収納できるのはレンズ付きボディ+レンズ1本程度くらいかなといった感じですが、参考までに筆者の所有している機材で収納例を紹介してみたいと思います。

標準的なミラーレスの場合

LUMIX S5クラスの標準サイズのミラーレスカメラの場合、ファインダー部の出っ張り的にわずかにマチが狭い気もしますが問題なく収納することができると思います。

「SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN」のようなフィルター径の大きいレンズでも窮屈な感じはありません。

ただ、大きめの三脚プレートやL型プレート、リグなどを付けている場合は少し窮屈になる可能性もあります。

ちなみに、メイン収納にぴったりくらいでカメラやレンズを詰めると外ポケットやタブレットポケットは使いにくくなるので注意が必要です。

コンパクトなミラーレスの場合

「SIGMA fp」のようなコンパクトなミラーレスの場合は何の問題もなく収納できます。

ただ、カメラがコンパクトな分、レンズがたくさん入るかと言われればそうではなく、収納部に余裕がある(デッドスペースが多い)といった感じ。

その分、カメラ以外の荷物(財布やサブバッテリー、モバイルバッテリーなど)の収納はしやすいので、これくらいがちょうど良いかなとも思います。

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最後に

シンプルで使い勝手の良いカメラバッグというと、Peak Designのカメラバッグ一択かなと思っていましたが、ようやくジャパンブランドからすごく良いカメラバッグが出たなと勝手に喜んでおります。

HAKUBAの「GW-PRO」シリーズは他にもバックパックやショルダーバッグなど様々なタイプ・容量でラインナップされています。

ハイエンドならではの価格設定とはなっていますが、現時点で最も推せる製品が揃っているので、ぜひチェックしてみてください。

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