どうも、丼(@1ch_don)です。
カメラを初めて約3年、いろいろとカメラやらレンズやらを買ったりもしましたが、それと同じくらいカメラバッグも買っていて、見事に ”カメラバッグ沼” にどっぷり浸かっているわけです。
そこで、今まで様々なカメラバッグを買って(使って)みた経験から、「カメラバッグを選ぶ時のポイント」をテーマに記事を書いてみたいと思います。
カメラバッグを使うメリット・デメリット
まずは、僕の思う「カメラバッグを使うメリット・デメリット」を簡単にまとめてみました。
メリット
- 機材の保護ができる
- 機材の出し入れがスムーズ
- カメラ用品の収納に特化している
デメリット
- 値段が高い
- バッグ自体が重い
- デザインがダサい(ものが多い)
カメラバッグは造りがしっかりしていて、クッション性の高い素材などが用いられているので、機材の保護性能がかなり高いです。
また、機材の出し入れやレンズ交換がスムーズに行える設計がされていたり、SDカードや替えバッテリーなどの小物を収納するポケットが豊富だったりと、カメラ用品の収納に特化している使い勝手の良さが特徴です。
その一方で、造りの良さからくる値段の高さや、バッグ自体の重量が重くなってしまうことがデメリットとして挙がってきます。
そして、カメラバッグってデザインがなかなかのクセもので、
素材感や造形、配色など、いかにも機能性重視で、いかにもカメラマン!って感じのガチ過ぎるデザインの物が多いです。
カメラバッグの利便性は素晴らしいけどデメリットも少なからずあるので、よく吟味して購入したいところ!
カメラバッグの種類紹介
次にカメラバッグの種類を紹介していきたいと思います。
バックパックタイプ
まずは、一般的な「バッグパックタイプ」のもの。まずは誰もが検討するベーシックな種類じゃないかなと思います。
バッグパックタイプの特徴としては…
- 機材がたくさん入る
- 機材以外の物を入れるスペースにも余裕がある
- 長く背負っていても疲労感が少ない
- 機材の出し入れは少しやりにくい
- サイズが大きい
バックパックタイプのものは、20~30L 程度の容量のものが多く、機材はもちろん、機材以外にもたくさんの荷物(衣類など)を収納することができます。
また、たくさん機材を入れて重たくなったとしても、両肩で重量を分散できるし、背中にピタッと密着するので、長時間背負っていても疲れにくいのが特徴です。
ただ、背負ったままだと機材や荷物の出し入れがしにくかったり、設計的に一度バッグを地面に下ろす必要があるものなども多いです。
機材の出し入れがしやすいようにサイドアクセスができるバックパックも多くありますが、後述するスリングバッグやショルダーバッグといったタイプと比べても、機材収納時のアクションが多いのも意外とストレスだったりもします。
スリングバッグタイプ
フォトウォークなどに参加するとよく使っているのを目にするのが、「スリングバッグタイプ」のもの。
サイズ感がコンパクトなものが多く、ライトな使用感が特徴かなと思います。
- 機材の出し入れがスムーズに行える
- 普段使いにちょうどいいサイズ感
- 容量は比較的少なめ
- 片方の肩に負担がかかるため、長時間の使用は疲れやすい
スリングバッグは機材の出し入れがしやすいように設計されていることが多く、わざわざバッグを下さなくてもバッグ自体をお腹側に回してくることでスムーズに機材の出し入れができます。
サイズ感は5~10L程度の比較的コンパクトで、普段使いにはちょうどいいサイズ感かなと思います。
その分、機材の収納力はそこまで高くなく、サイズ的にはミラーレスカメラのようなコンパクトなカメラ向きのものが多い印象です。
ストラップが1本のため片側の肩に負担が集中するので、バッグパックと違って長時間使用での疲労感は生じやすいかなと思います。
メッセンジャー・ショルダーバッグタイプ
スリングバッグと同様に1本のストラップで背負うタイプの「メッセンジャー・ショルダーバッグタイプ」。
メッセンジャーバッグとショルダーバッグは似ているので一括りにしていますが、
- メッセンジャーバッグ:メイン収納が大きなかぶせでカバーされている
- ショルダーバッグ:メイン収納がジッパーなどのアクセスしやすい構造になっている
といった違いがあるかなと思います。
メッセンジャーバッグにはかぶせがあるので防水性能が高かったりしますが、明らかな違いはあまりわかりません(笑)
- 機材の取り出しがスムーズに行える
- 大容量なものも多い
- 長時間の使用では疲れやすい
ショルダーバッグ・メッセンジャーバッグはスリングバッグ同様に背負ったまま操作しやすいので、機材の出し入れがスムーズに行えます。
大容量なものも多いので、操作性と容量のバランスが取れているのはこのカテゴリーのバッグかなと思います。
ただ、こちらも片側の肩に負担がかかるため、長時間の使用は疲労を感じやすいかもしれません。
キャリーバッグタイプ
このタイプについては使用したことが無いのであまり言及できませんが、プロや相当なガチ勢じゃないと検討しないであろう「キャリーバッグタイプ」。
- 圧倒的大容量
- 背負わないので、身体的な疲労感は少ない
- 普段使いには適さない
よく旅行で使われるキャリーバッグの使い勝手をカメラの収納に特化したもので、圧倒的な容量とキャリーバッグらしい運搬の快適さを兼ね備えています。
ただ、大容量なだけあってバッグ自体も大きく、形状的にも普段使いには適していません。
本格的な撮影会なんかでは活躍しそうですが、照明機材や多数のカメラ・レンズを使用するプロやハイアマチュア向けのカメラバッグかなと思います。
カメラバッグ選びのポイント
ここで、僕の経験も踏まえて、個人的にカメラバッグを選ぶ時に注目したいポイントをまとめてみました。
カメラバッグの種類
まず悩ましいのが、カメラバッグの種類。どれも一長一短あって、実際に使ってみないと自分に合ったバッグの種類はわかりにくいです。
普段から機材を多く持ち歩く人は容量の多くて疲れにくいバックパックタイプ、少なめの機材で身軽にいきたい人はショルダーバッグ、みたいな感じでユーザーの用途によって最適なものが変わってきます。
また、ガッツリ撮影に行く場合とフォトウォークのようにラフに撮影に行く場合など、使うシチュエーションでも変わってきます。
自分の撮影シーンをイメージすれば最適なバッグの種類がなんとなくわかると思うので、前述したそれぞれの特徴なんかも参考にしてみてください。
容量
カメラバッグには様々な容量のものがあり、同一のバッグでも容量違いがラインナップされていたりもします。
基本的には自分の持っている機材に合った容量のものを購入すれば特に問題ないですが、”機材以外には何を持ち歩いているか” も考えた上で購入することがオススメ。
例えば、ブロワーだとかレンズペンといったメンテナンス用品、替えバッテリーやモバイルバッテリー、財布やパソコンなど、機材以外にも意外と持ち歩くものってたくさんあったりします。
この辺りも踏まえて選ばないと、機材は収納できるけど、他のものが…ってなってしまうので、注意が必要です。
デザイン
普段使いをするのなら、デザインもかなり重要な要素ですよね。
かなり本格的なプロっぽいカメラバッグから、シンプルなデザインなものまで選択肢が豊富にあるのでかなり迷うポイントかと思います。
もちろんカメラバッグ自体のデザインも重要ですが、ここで注意した方が良いのが、その ”カメラバッグが自分の普段の服装に合うのか” ということ。
そこまで組み合わせがちぐはぐになることはありませんが、今日はこの服着たいけど、カメラバッグと合わないなぁ…ってことは意外と多かったりします。
個人的には柄物や派手な色の入ったカメラバッグは合わせにくいと思うので、シンプルな配色やデザインのものがオススメです。
使い勝手
一口に使い勝手と言っても、カメラバッグの使い勝手にはいろいろな要素があります。ここで特に注目してもらいたいのが、”収納部へのアクセスのしやすさ” 。
カメラバッグはものによってバッグの上面・前面・側面・後面と、収納部へのアクセスの方法が違います。
これは機材の出し入れやレンズ交換のしやすさに直結するので、自分の撮影スタイルに合わせて購入すると良いと思います。
前面や後面からアクセスするタイプのものは開口部が広いので、フルサイズの一眼レフや望遠レンズといった大型の機材を使うユーザーにはオススメ。
ただ、機材を取り出す際には一旦バッグを下す必要があるので、荷物の出し入れするのに少しストレスを感じる人もいるかもしれません。
上面や側面からアクセスするタイプのものは、バッグを背負ったままでも荷物の出し入れができるものが多いので、荷物の出し入れを頻繁に行う人にはオススメ。
特に僕みたいに単焦点レンズを中心にシステムを組んでいる人はレンズ交換の頻度も多いので、レンズ交換のしやすさに優れたものが良いですね。
カメラに使用しているストラップとの親和性
こちらは見落としがちなんですが、自分のカメラで使っているストラップとの親和性も意外と重要なポイント。
一般的にはネックストラップを使っている人が多いと思うので、ほとんどの場合問題ないのですが、最近では「Peak Design」から出ているSLIDEシリーズのようなスリングタイプのストラップも多くの人が使っているように思います。
このスリングタイプの斜め掛けをするストラップだと、バックパックと組み合わせると少し窮屈な感じがあったり、バッグから荷物を出したい時に一旦カメラを下さないといけないという手間が増えます。
スリングバッグと組み合わせるときも、ストラップに滑り止めが付いていたりするとバッグとストラップが引っかかったりして扱いにくかったりもします。
僕はここで失敗することが結構多くて、結局ストラップを使わないという選択肢に至りました。
是非、バッグとストラップの相性にも気を付けて選んでみてください。
カメラバッグを使わないという選択肢
ここまで、カメラバッグを選ぶポイントを書いてみましたが、カメラバッグはカメラを収納することに特化しているため、その他の用途では使いにくいんですよね。
デザインや価格的にもカメラバッグを購入するのって少し躊躇するところもありますし、普段から使っているバッグにカメラを放り込んで使っている人もいるかと思います。
そんな人にオススメしたいのが、「インナーバッグ」という選択肢です。
インナーバッグはいわゆるバッグインバッグのようなもので、カメラ用のインナーバッグはカメラバッグのようにクッションがしっかりしていて保護性能が高いのが特徴です。
価格も比較的安価で、サイズのラインナップも豊富にあるので、手を出しやすいというのも評価したいポイント。
個人的にオススメなのが、「イージーラッパー」という商品。
イージーラッパーはふろしきのようなもので、カメラを取り出した後は小さくたためるという優れもの。
こういったアイテムを用いることで、自分のお気に入りのバッグを使いつつ、カメラを保護することができるので、一つの選択肢としてはアリだと思います。
最後に
僕の経験をもとにカメラバッグ選びのポイントを書いてみましたが、最後にまとめとして…
バッグパックタイプ
機材がたくさん入って、疲れにくい。たくさん機材を持ち運ぶユーザーにオススメ!
スリングバッグタイプ
普段使いにちょうど良いサイズや使用感。機材の出し入れがスムーズに行えるのもポイント!
メッセンジャー・ショルダーバッグタイプ
サイズ感と使い勝手のバランスが取れたバッグ。ガッツリ機材を収納できて、機材の出し入れもスムーズ!
インナーバッグ
お気に入りのバッグを使いたいけど、機材はしっかり保護したいっていうユーザーにオススメ!
ここまで偉そうにまとめてみましたが、僕自身も未だに納得のいくバッグには出会えていません。もはや自分で設計したいとすら思ってきています。
カメラバッグは種類が豊富にあってどれを買えば良いか悩ましいですが、この記事が誰かのカメラバッグ選びの参考になれば幸いです。
ちなみに、「機材が変われば、カメラバッグも変わる」というのが僕の座右の銘です←
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