”海外フォトグラファー風のRAW現像”で記録写真をグレードアップしたい。

COLUMN

この間、いつも通りネットサーフィンをしていると、とあるフォトグラファーのポートフォリオを見つけた。

それは海外のフォトグラファーのものだったのですが、その人の撮る町並みや風景写真がどストライク過ぎて衝撃的でした。

僕も旅行などの際にはそういった町並みや風景を ”記録写真” として撮るのですが、いまいち自分の好きな雰囲気が出せずにいます。

そこで、自分の好きな雰囲気を出すために、その海外フォトグラファーの撮る写真を参考にRAW現像を分析・実践してみました。

今回はそんな、ちょっとしたRAW現像に関する雑記を書いていこうと思います。

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今回の参考文献(ポートフォリオ)と分析。

参考にさせていただいたのは海外の都市を中心に撮影している「TRASHHAND」という方のポートフォリオ。

僕の好きな「CHROME INDUSTRIES」というブランドのコマーシャルで見つけたフォトグラファーです。→ コマーシャルは コチラ のページから。

自分の写真へ活かすべく、この方の写真の特徴を少し分析してみました。

  • 全体的な雰囲気は寒色(ブルー系)寄りだけど、”青” というよりは ”グレー”。
  • コントラストは高め(明暗差が大きい)。
  • シャープネスが高く、エッジがはっきりしている。
  • 暖色(オレンジ系)がアクセントになっている。

こんな感じの印象を受けたのですが、あってますかね?

とりあえず、こんな感じで写真をいじっていこうと思います!

実際にRAW現像してみた。

というわけで、さっそく実践してみようと思います。素材はこちらの京都駅の写真。

観光客がスマホで撮ってそうな、いたって普通の写真ですね。
僕の写真はこんな感じのなんとも言えない記録写真であふれているので、少しでもいい感じに見えるように、調整してみたいと思います。

まずは明るさやホワイトバランス、コントラストを調整して、
明暗別色補正を使ってハイライトに暖色(黄色)を入れてみました。それがこちら。

これだけではあまり違いがわかりませんね。
次は、全体的な色を調整していこうと思います。

HSL/カラー をこんな感じで調整して、適度に青っぽさを残しつつ、暖色を強調してみます。

最初の写真と比べて、かなり青が淡い感じになりました。
そもそもベースの写真に暖色系が少ないので、アクセントというほど暖色は映えていませんが…

次に、シャープネスやエッジを強調していきます。(ついでに彩度のパラメーターで色の調整も)

最近増えたテクスチャのパラメーターをガッツリ上げて、明瞭度もそこそこに。シャープのパラメーターも少し上げて、マスクで範囲を調整します。

ついでに、トーンカーブを使ってコントラストを微調整して終了となります。

ベースの写真と調整後の写真を、Before - After でどうぞ。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は fort-1-1-1024x683.jpg です
Before
After

理想とはほど遠い感じではありますが、割りと思った通りに調整できたと思います。

もう少し調整すればより”海外フォトグラファー”っぽい写真になると思いますが、
あんまりやりすぎると記録写真にしては調整に時間がかかりすぎるので、これくらいがちょうど良いのかなと思ったり。

というか、もっといい感じに現像できる人がいたら教えて欲しいです。

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他の写真もいじってみた。

前述の写真だけだと、いまいちピンとこなかったので他の写真も少しいじってみました。

まずはベース写真を撮影したついでの京都駅周辺の写真でも。

これらの写真は、調整例の設定をコピペして微調整したものです。
都市的な写真であれば、少しは汎用性がありそうな調整かなと思います。

和風な写真にも試してみる。

都市を中心に撮影している海外フォトグラファー風の調整は、日本の和風な風景にも通用するのか少し試してみました。

さすがに例の調整をコピペでは写真が暴れましたが、基本は似たような調整になっています。

個人的には、日本の風景でも通用するいじり方じゃないかなと思います。

海外風の写真にも試してみる。

次は、日本国内にある ”海外風” の風景に試してみます。

いじってみてわかったけど、”海外風” な写真を ”海外フォトグラファー風のRAW現像” すれば、
そりゃ ”海外っぽい写真” になりますよね…。(笑)

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最後に。

今回のおさらいとしては…

  • 全体的な雰囲気は寒色(ブルー系)寄りだけど、”青” というよりは ”グレー”。
  • コントラストは高め(明暗差が大きい)。
  • シャープネスが高く、エッジがはっきりしている。
  • 暖色(オレンジ系)がアクセントになっている。

を意識してRAW現像すれば、なんとな~く海外フォトグラファーっぽい写真が造れるということ。

まぁ、写真の感覚は人によって違うので、これが正解ではないと思います。
個人的には好みの写真に近づく方法が明らかになったので満足ですが。

こんな感じで、自分の好きな雰囲気を撮るフォトグラファーの写真を分析するのも、写真上達の一つの手段だと思います。

この記事をご覧の方も、よかったら試してみてください。それでは。

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