一般ユーザーから動画クリエイターまで、幅広いユーザーに人気のvlogカメラの「Osmo Pocket 3」。
広角20mmのレンズが標準搭載されていてvlogに最適な仕様となっていますが、複数人での旅行vlogや「POV(point of view)」での動画で使うにはもう少しワイドな画角が欲しくなります。
この記事では、そんな時に便利なコンバージョンレンズについてレビューしていきたいと思います。
概要

筆者が仕様しているのは「K&F Concept」から発売されている広角レンズです。
純正からも専用の広角レンズが発売されていますが、こちらの製品の方がコスパが優れていて、画角も広いというメリットがあります。

パッケージも兼ねてケースが付属していますが、このサイズのレンズに対してやや大きめ。
もう少し持ち運びしやすいようなサイズのケースを付属して欲しいとは思いました。


磁気式なので着脱は非常に簡単で、フィッティングも問題ありません。
磁力もそこそこ強いのでちょっとしたことで外れなさそうです。(ネット上のレビュー曰く、純正広角レンズよりも磁力が強いようです)
このレンズを装着することで FOV:112°(倍率0.72倍 = 換算約14°?) まで画角を拡張することができます。
本体レンズ自体に保護フィルムを貼っていると磁力が弱くて装着することができないので注意が必要です。

レンズ自体には7mm程度の厚みがあるため純正ケースのフィルターポケットに収納できず、電源OFFでもジンバルアーム内のクリアランスに格納はされません。
一応、異常なエラーなどは無く電源OFFはできますが、トラブルを避けるなら電源を切る度にレンズ自体を取り外す方が良さそうです。
サンプル
動画
筆者はPOV撮影での画角を広げる目的で購入しました。
アクションカムのようなダイナミックな広さではなく、ナチュラルな広がり方です。
正直、思っていたようなPOVらしい広さではありませんでしたが、標準仕様のまま使うよりは窮屈さが緩和されています。
周辺部はわずかに歪みますが、個人的にはあまり気にならない範囲かなと思います。
レンズを装着することによる画質低下などもあまり感じませんが、より広角になったことでフレアとかゴーストなどは出やすい印象はあります。
AF性能に関しててはほとんど影響無さそうで、十分に実用レベルだと思います。
写真
画角の違いがわかりやすいように、同じ位置から広角レンズ有無の比較写真を用意しました。(左:標準 / 右:広角レンズ)
















もちろん動画と同様、周辺部の歪みなどはありますが、解像度の低下などはあまり感じません。
動画に限らず、写真においてもセルフィーや風景・建築物などの撮影に役立ちそうです。
まとめ
着脱自体は簡単なものの電源ON/OFFのたびに付けたり外したりする手間があったり、持ち運び時の最適解が見つかってない(ケースがデカ過ぎる)などの理由であまり常用するようなアイテムにはなっていませんが、筆者自身の用途としてはPOV撮影では必須のアイテムです。
P.S.
指紋がつくと著しい画質低下を招くので、着脱の際にはレンズ部に触れないように注意しましょう。
コメント