カメラにはそれぞれ、純正品やサードパーティー製の「エクステンショングリップ」や「L字プレート」というものが発売されたりします。
グリップを延長(拡大)することでホールド性を上げるオマケ程度でアルカスイス互換の溝が掘られていることがほとんどですが、FALCAMのプレートは同社のクイックリリースとの互換性に関しても特化されています。
今回は、そんな便利なグリップ「クイックリリースボトムプレート」をレビューしていきます。
※この記事では、筆者の使用している「α7CⅡ」用の製品をレビューしています
概要
筆者は動画撮影用の拡張性は特に必要ないのでボトムプレートのみの製品を選びましたが、α7CⅡ専用品の場合、他に「ケージ」と「Lブラケット」もラインナップされています。
同じような製品はSONYのカメラへの互換品が多い印象はありますが、CANONやLUMIX専用のケージやプレートもあります。
本体はアルミニウム製で軽量であり、カメラの形状に合わせたディティールや表面処理もかなり綺麗で、全体的な質感はかなり高いです。
ちなみに、重量は実測:83g(ボルト込み)でした。
グリップ側に3か所、反対側に1か所の計4か所にストラップホールがあり、ハンドストラップや同社製品の「マグリンク」などを利用することができます。
ところどころネジ穴の存在感がありますが、おそらくケージモデルから不要な部分のみを取り除いた製品なのだと思います。
付属品は、同社の円形ハーフゲージ専用のアタッチメントやボルト、専用レンチ×2、キーホルダー型のマイナスドライバー、スペアのワッシャーが同梱されています。
実際の装着感
当然ではありますが、フィッティングは完璧。
グリップ部の底面とプレート部底面がツライチになっているのも◎。
筆者はそれほど手が大きい方では無いので、通常のグリップでも不満はなかったのですが、
やはり延長グリップを装着することでホールド感はかなり上がる印象です。
ただ、もともと軽量なカメラなので、装着した際の重量増し感は若干強く感じるので、SONYの「GMレンズ」やSIGMAの「Artレンズ」などの中〜大型のレンズをメインに運用しているユーザー以外には特に必要なさそう。
一部グリップとツライチになっていない部分があって、小指が握り込めない感じもあります。
気になる人は気になるかも。
あと、α7CⅡのブラックにもシルバーにも合わなさそうなこの青っぽいシルバー?のカラーリングは正直微妙。
他の製品では普通に黒い塗装がされているものもあるのに、このカラーリングを採用しているのはちょっと不思議です。
実用例
この製品の最大の特徴は、底面の形状が同社のクイックリリース「F50」「F38」「F22」に対応していることによる他製品ラインナップとの親和性の高さです。
グリップの延長とクイックリリースの利用を一つの製品で兼ね備えているのが最大のメリットだと思います。
※ F50は所有していないので、例はありません
F38 クイックリリース
F38 バックパックストラップクリップ
F22 クイックリリース
アルカスイス互換クランプ
もちろん、アルカスイスと同じ規格のF38がベースなので普通のアルカスイスクランプも使用することができます。
最後に
今回はグリップのみのレビューになりますが、他のLブラケットやケージなどはさらに拡張性が高く、特に動画撮影などでジンバル・グリップ・モニターなどアクセサリーを多く利用されている方にはかなり便利な製品だと思います。
筆者のようなスチルメインであったり、グリップを延長したいだけであればボトムプレートもオススメです。
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